ハロプロ民主化計画

ハロープロジェクトの所属アイドルのスキャンダル発覚により、アイドルの恋愛について真剣に論議されるようになった。小欄では連載開始よりアイドルの恋愛については、芸術面、運営の基礎となる財源の確保、アイドルとファンの共通の利益といった三つの観点から、絶対的に反対してきた。
スキャンダルの連発により、アイドルの恋愛禁止論が以前より堂々と語られることになったことに関しては、嬉しさすら覚える。恋愛禁止論はその恥ずかしさ(実際は恥ずべきことでも何でもないのだが、そう思い込んでしまっている人が多いに違いない)から、堂々と口に出すことができなかったが、この危機を前にしてもはや黙認しているすることはできなくなったのだ。
アップフロントよ。我らの叫びを聞け!これこそが我らの本心である。諸君らと、諸君らの子孫の血と骨を作り出す我らの本心だ!


辻希美藤本美貴両名のスキャンダル発覚後しばらく様子を見たが、運営機関は適正な措置をとる様子が見られない。ヲタをエサを運ぶ「従順な犬」とでも思っているのだろうか。まったくもって甞められているとしかいいようがない。
このまま放置しておいてはアイドルへの、その芸術の表現を全うするために必要な思想教育がなされず、結果的に我らがベリ及び℃-uteの表現する芸術が汚されてしまうことになる。本能に逆らう人間の美しさ・・・これもまた我々が愛してやまない必要不可欠なアイドルの美の一つである。その美しさを教えてやらなければ、アイドルとて人間である。ただの人間であれば人間である以上当然に本能に従って生きていくことになる。
この思想を知り、受け入れられないのならステージを去ればよいだけの話である(この思想教育の時期はいかなるレッスンを差し置いてでも早くなされなければならない)。
そういったアイドルの思想教育を行うことは、我々が彼らに委ねた義務である。彼らはその義務を履行していないのだ。



彼らは我々の力など無力だと付け上っている。
彼らの悪政は我々にはどうしようもないと思うかもしれない。
我々にはそれを止めることができないのだろうか?


彼らも我々の資本から成り立っている。そこで理論的には我々がアップフロントに支払う金を資本として会社を設立し、新たなアイドル運営を行えば、まさに民意に沿った適切な運営ができるのではないだろうかと私は去年くらいからずっと考えていた。
ヲタの財産が新会社設立の出資に充てられることで、アップフロントに流れる金を阻止し、アップフロントのアイドル事業を一時的に崩壊させ、ベリ&℃-uteをその悪政から救出するのだ。
これによって役員の段階から我々の意向を汲んだ者が選出され、民意に沿った適正な運営が行われていくというわけである。
アップフロントは大きな利益を上げているようだが、この会社は多くのヲタを株主として存在する会社であるので、利益についても株主への配当に関して考慮する必要がなくなる。この方法によれば彼らに吸い上げられてきた我々の資本を、無駄なく有効にアイドルの運営に使うことができる。
具体的に費用をリストアップしていけば、きっと無駄のない形で最高の運営ができることがわかるはずだ。


この理論が完成し、皆がこの詳細を理解した時・・・それは真の芸術が完成するときだ。