2007年夏ハロプロ夏祭り in フェスティバルホール大阪

昨年から℃-uteBerryzのコンサートへは必ずといっていいほど足を運ぶようになった。しかし、ハロープロジェクト全体とともにベリ、℃-uteを見るのはこれがはじめてである。
実は5年ほど前にハロプロコンサートには行ったことがあるのだが、正直その時は特別ファンというわけでもなく、興味本位でショウを見ていた。あの時は大阪城ホールという大変大きな会場だったので、メンバーはほとんど見えず、モニターを見ないと何が行われているのかわからず、何のためのライヴなのかよくわからなかったという印象しか残っていない。あれから五年経ち、ハロープロジェクトは決してメジャーなアーティストとは言えなくなったが、皮肉にもそれは我々に良席を容易くもたらすという大きな恩恵を与えてくれた。私はPP列という極悪席をオクで安値で落として鑑賞していたが、値段から考えると決して悪い席というわけではなかった。
今彼女らが括られているハロープロジェクトの中で、つまりあのモー娘。をはじめとする先輩たちの中でどういった演出をしてくれるのだろうか・・・期待に胸を膨らませながら会場へと向かった。


会場は大阪フェスティバルホールである。地下鉄肥後橋駅からほぼ隣接しているといっていいくらいの距離に会場はあった。会場に着けば、橋の上でグッズのトレーディングを行っているファンをたくさんみかけた。本日のショウはハロープロジェクト全体のショウということもあってか、アキバ系の若い男性だけでなく、家族連れもいくらか見られたりと客層が少し幅広かった。


ショウがスタートし、最初に登場したのはハロプロエッグのメンバーのようだ。白か銀の衣装を身に着けている。遠くで見えにくかったのもあるんだろうが、エッグのメンバーはポッシメンといろり以外は把握していないので、知らないメンバーばかりだ。しばらくしてグループ毎に色分けされた衣装を着て、ハロメン全員が登場。
一曲目に歌われたのは私の知らない曲だったが、ハロメン全員によるパフォーマンスはまさに華麗という言葉が相応しい。この豪華さに圧倒されるとともに、かつて一世を風靡したアイドルたちの中で堂々とパフォーマンスを演じる我らがベリ&℃-uteを見ていると鳥肌すら立ってくる。
2曲目も知らない曲だった。聴いたことはあるんだが、はっきりとは思い出せない。しかし、ベリ、℃-uteのメンバーも出ているので見逃せない。掛け声のタイミングが全くわからず、取り残されたような感じがすることだけが寂しかった。

そして二曲目が終わり、メンバー紹介の映像が流される。ベリ、℃-uteが登場した折の声援は一段と大きく、ここでも彼女らの時代が来ていることを実感した。

続いて支那からの助っ人を迎えたモー娘。の新曲。である。激しい昔のハロー曲であったようなダンスミュージック風歌謡曲だ。モー娘。は張りのある歌声でキャリアに裏付けられたその実力に納得させられる。素晴らしいパフォーマンスだ。
そしていよいよ我らが℃-uteが登場。歌われたのは「まっさらブルージーンズ」ここで私は待ってましたと高まった。
℃-uteの次にはBerryzが登場。佐紀ちゃんの勇ましい掛け声でスタートしたのは「スッペシャルジェネレーション」。もちろん高まる。

曲の後で新加入の二人とれいなが登場した。れいなはいい女だ。MCもプロらしくハキハキとしており、非常に好感が持てる。
このインタビューが終わるときら☆ぴかの登場。小春よりマイマイの方が歌声が大人っぽい。大人っぽいけどスウィートな歌声がたまらない。あとは小春の目。彼女の目は素晴らしかった。
次にもきらりんレボリューション関連の曲が続き、その後の曲での梨沙子とれいなの競演がうれしかった。曲は知らないのだが・・・。

そして「愛あらばIt's All Right」凄まじい混成グループ。吉澤も来ていたようで、彼女を見るのは久しぶりだが元気そうでなによりだ。比例は公明党にいれておくよ。

メロン記念日の曲を経てMCへ。
司会のまことがD206を未だに使っていると告白し、会場から拍手が沸いた。
確かにすごいw

続いて音楽ガッタスなるユニットが登場した。なんと!あの紺野あさ美の復活である。出戻り感が全くなくステージに馴染んでおり、彼女がこの場所にいても違和感は全くなかった。むしろ居て当然というか、そのような感じである。モー娘。や彼女のファンにとってみればまた違うのだろうが・・・。
次はたんぽぽ。矢口が登場した途端、会場が凍りついた雰囲気になってしまったと感じたのは私だけだろうか?歓声は他のハロプロメンバーに比べると極めて少なく、寒々しい手拍子だけが会場に不気味に鳴り響いていた。百歩譲って(譲れないが)司会は黙認したとしても、ステージに上げることは許すことはできない。なぜなら彼女はアイドルとして最悪の醜像だからだ。なぜこのショウにおいて彼女をステージに上げるのか、「最高のショウを構築する」視点から考えれば全く理解できない。

続いて好き好きビーム。かなり複雑な編成だったが、マイマイ千奈美の競演には鳥肌が立った。
いくらかの曲を経てポッシボー登場!
これには驚いた。距離が遠く、最初にエッグが登場していたときにステージが見えず、この時までポッシボーが来ているとは思っていなかったからである。かくしてこれが私のポッシの初現場となった。ポッシボーにしては珍しい普通っぽい歌謡曲

メロンの曲を経て、Berryzの最新作告白の噴水広場℃-uteめぐる恋の季節とベリ℃新作が続いた。

・・・とこの辺からショウに没頭してしまって細かいことをよく覚えていない。
ただ、最後の競演が凄まじかったことしか・・・

5年前に行ったハロプロコンサートでは、ただ単にそれぞれのグループがワンコーラスずつ歌って帰っていくというような構成だったと記憶している。これではメンバーが一堂に会する意味がなく、単に単独コンサートの寄せ集めでしかないわけで、それならばお気に入りのグループの単独コンサートに行った方が得だとなるわけだ。
しかし今回のショウは違った。いろいろなグループのメンバーが同じステージに同時に登場し、それぞれの持ち曲のまた違った面を引き出している点は大きく、「ハロプロ」コンサートならではの素晴らしさを出せていたといえるだろう。

さらにこのショウを通して、ハロープロジェクト全体の中でもベリ&℃-uteの位置がかなり重要なポジションを占めていることも確認できたことも嬉しかった。
このショウを見たことによって、次の単独コンサートやイベントもまた違った方向から新しい魅力を発見できるような、そんな気がする。